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私にとってのMastery for Service





人類が生存できる地球の限界「プラネタリー・バウンダリー」を超えつつある現代、最も危機的な状況である大量絶滅を食い止めるために、生物多様性の宝庫であるボルネオ島で、インドネシアのNGOや地域住民/先住民の仲間と共に、森林再生やエコツーリズムなどを通して熱帯林を守る活動を行っています。また、熱帯林破壊の主な原因となっているパーム油や工場畜産の問題を消費者として啓発することや、グローバルサウス、次世代、動物からの搾取を無くすべくヴィーガンとしての生活を送っています。現地での活動の主人公は、命をかけて活動するボルネオ島の仲間です。私は問題を日本で伝え、仲間を増やし、支援をするいわば“裏方で支える”立場。敬意を持って協働する際に、「Mastery for Service」のモットーと大学のサークルなどで仲間と学んだことが生かされていると思います。

ウータン・森と生活を考える会

石崎 雄一郎さん

関西学院大学総合政策学部 2003年3月卒業

子どもの頃に熱帯林破壊のニュースに恐怖を感じる。大学時代に海外ボランティアと出会うが、その後引きこもり、ニート、フリーター、社会人を経てNGOと出会う。ボルネオ島の村人が森林再生に取り組む姿に感銘を受け、在来種の苗づくり・植林やエコツアーを実施。熱帯林破壊を止めるための現地調査、企業や金融機関との対話も行っている。熱帯林破壊や気候変動と畜産がつながっている問題から、ヴィーガンの生活を始めた。

  • 40代
  • NGO職員
  • 国際協力