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私にとってのMastery for Service







関西学院中学部で初めてふれた聖書の言葉は、「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」でした。「命」を「人生(時間)」と置き換えて、「自分は他者や社会に何ができるのだろうか」「そのために自分はどうあるべきか」というテーマが関西学院での学びの始まりでした。以降、タッチフットボール、アメリカンフットボール部の活動をはじめ、たくさんの気づきをいただきました。いま、私は弁護士として「人」や「会社」のサポートを行っています。弁護士としてさまざまな紛争にかかわるうちに、紛争の根底にあるものに目を向けるようになり、法律家の視点から組織のガバナンス整備・コンプライアンスの分野で未然に紛争を防ぐことにも取り組んでいます。関西学院で学んだこと(練達)を社会で役立て(奉仕)、その経験そのものが練達となり、また次への奉仕へとつながっていく。私にとってMastery for Service(奉仕のための練達)とは、この好循環のスパイラルであり、これにより自分を高めてくれる魔法の言葉です。

弁護士

寺川 拓さん

関西学院中学部 1990年3月卒業
関西学院高等部 1993年3月卒業
関西学院大学法学部 1997年3月卒業
関西学院大学大学院司法研究科 2006年3月修了

大学卒業後、株式会社阪急百貨店に5年間勤務。2006年にロースクールを卒業し、2009年に弁護士登録。問題の解決とともに問題を乗り越えた先の「より良い未来の創造」をサポートすることを信条にクライアントと向き合う。アメリカンフットボール部FIGHTERSのリーガルサポート、OB・OG会の法人化に尽力し、一般社団法人KG FIGHTERS CLUBの現監事を務める。学校法人関西学院の公益通報の外部窓口に従事。2023年に奈良市内にひなた・なら法律事務所を設立。2024年4月に奈良市監査委員に就任し、同市の予算や契約などの財務の執行、経営にかかる事業の管理などについての監査に従事。2025年に一般社団法人コンプライアンス戦略研究所を設立し、企業へのコンプライアンスの研修活動やガバナンスの整備にかかるコンサルティング事業を手がける。

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