即興演奏・即興作曲を
求められる
ピアニストとしての
私の原点
1989年、私は応援団総部吹奏楽部に所属していたとき、統合失調症になりました。それから2003年に自営の音楽事務所を立ち上げ、ピアニストとして活動し、ピアノやリュートを演奏してきました。2007年には、統合失調症の当事者として社会活動を行っていることから、第4回リリー賞を受賞。その後、統合失調症の服薬治療、リハビリやデイケアにより、2008年に寛解という形で安定してピアノの即興演奏や即興作曲をするようになり、統合失調症の可能性を広げた当事者として、全国各地で統合失調症についての講演とピアノ演奏というコンサート活動をすることになりました。コロナ禍にコンサート活動は休止しましたが、今はYouTubeにて即興で作曲した動画を一発撮りで配信しております。この活動の原点には、まさにMastery for Serviceの信念が常にありました。リリー賞受賞時は、関西学院大学内でもコンサートをしました。今後もこういった演奏する当事者がいることを知ってほしいと思います。
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