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私にとってのMastery for Service






大学および大学院で学んだ生命科学の知識と技術を活かして、アルツハイマー病の新規創薬をめざして研究に取り組んでいます。アルツハイマー病は認知症の中で最も多くを占め、効果的な治療薬の開発が求められています。臨床研究や病理学的所見から得られる発見は重要な一方、疾患の初期段階や微細な変化を捉えることが難しい場合があります。基礎研究では、疾患モデル動物や最新の技術を活用することで、疾患の初期段階やメカニズムを深く解明できます。これにより従来見落とされていた治療標的が明らかとなり、創薬につながる可能性が広がります。私たちの基礎研究からの発見が、最終的に患者さんや介護者の生活の質向上に貢献できることが一番の目標です。

滋賀医科大学 創発的研究センター 特任准教授

橋本 翔子さん

関西学院大学理工学部 2007年3月卒業
関西学院大学大学院理工学研究科 博士課程前期課程 2009年3月修了
関西学院大学大学院理工学研究科 博士課程後期課程 2012年3月修了

大学院にて博士号取得後、2012年より理化学研究所脳神経科学研究センターに所属し、アルツハイマー病に関する研究を開始。モデルマウスを用いた発症メカニズムの解析を行ってきた。2023年に滋賀医科大学に移り研究室を立ち上げ、アルツハイマー病の新規創薬をめざした研究に取り組んでいる。

  • 40代
  • 学校教員
  • 教育