Message

私にとってのMastery for Service






我が国は経済活動で社会が成長するというスキームを前提としている。私の職責は、研究開発成果の実用化で地域振興を図ることを目的としており、この成果が経済活動ひいては我が国や世界の成長に結びつく。自らの成果が月面・火星探査などの実現により示される未来が楽しみである。このスキームにおける自己価値の社会還元は企業間取引の形でも実感できる。また無償の場合は研究成果の発表で自己価値を社会に還元することもあり、同時に多くの知己を得ている。そして、愛をもって…という言葉は実現へのハードルは高いが、自己価値を社会還元に結びつける際に必須と信じ、日頃から取り組んでいる。

公益財団法人 若狭湾エネルギー研究センター 研究開発部次長(粒子線医療研究室長・照射支援室長兼務)

久米 恭さん

関西学院中学部 1983年3月卒業
関西学院高等部 1987年3月卒業
関西学院大学理学部 1991年3月卒業

中高大を卒業後、大阪大学大学院で実験核物理を専攻して学位取得。1999年から現任地。原子力技術の利活用の一貫として、加速器を使ったイオンビームの実用化研究に取り組み、地域振興を図っている。医学物理分野では陽子線治療の普及に努め福井県立病院陽子線治療センターを立ち上げ、宇宙開発分野では国家プロジェクトや数多くの国内宇宙開発関連企業・学術機関にイオンビームによる宇宙線模擬環境を提供し我が国における稀少な重要技術基盤技術を確立している。本学を含め多数の大学や国研等と共同研究を実施。京都大学やその他の複数の大学で非常勤講師、ならびに公益社団法人日本医学物理学会理事を歴任。博士(理学)、医学物理士。

  • 50代
  • 研究開発職
  • 官公庁