Message

私にとってのMastery for Service




私の中にあったパブリックマインドに最初に気づかせてくれた言葉です。欧米的な経済合理主義により自己中心的な価値観が蔓延する中で、自己犠牲を恐れず、公に尽くすという思想は令和の日本で再評価されるべき重要な考え方です。日々の公務で諸外国と外交を行う中で、日本人にとって常識である、多様性を尊重し、調和を重んじて他者を思いやるといった価値観・道徳観念が実は外国では当たり前ではないことを肌身に感じています。国際社会で戦争や紛争が絶えず分断と対立の様相が深まる中で、日本が橋渡し役として協調の世界を形作っていかねばならず、そのために必ずやこの概念が必要になると思います。

外務省南部アジア部南東アジア第二課 課長補佐

垣内 翔太さん

関西学院中学部 2005年3月卒業
関西学院高等部 2008年3月卒業

大学在学中に、硫黄島での遺骨収集のボランティアに参加し、先人が命懸けで守り抜いて下さった日本に再度輝きを取り戻し次世代に引き継いでいかなければならないとの思いを持ち、外交官の道を志す。大学卒業後、外務省に入省。北米局日米安全保障条約課、在米国日本大使館、ASEAN日本政府代表部、経済局経済連携課、総合外交政策局総務課を歴任した後、2022年7月より現職。

  • 30代
  • 公務員
  • 官公庁