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私にとってのMastery for Service





スポーツ中継の実況を担当していると、勝負の場面に宿る熱いシーンなどを、アナウンサーとしてどのような言葉を紡いで視聴者に届けるか、常に考えさせられます。私は、幼い頃から学生時代まで野球に打ち込んできましたが、同時にスポーツ観戦も楽しんできました。当時、テレビで見た高校野球中継の実況が伝えた情報で、ある場面の感動がより伝わってきた経験が忘れられず、だからこそ、日々の取材では、視聴者をワクワクさせることを意識して取材を行い、データや情報整理をしています。ゲームがおもしろく観られるようにと100%準備しても、どんな展開になるかわからないのが、スポーツの世界。用意したもののうち10%も放送の中で出しきれない時もあります。それでも、一瞬のプレー、そこに詰まった選手の想い、スポーツの魅力が溢れるような瞬間を逃さないために、日々準備し、発声や滑舌練習も怠ることはありません。すべては、視聴者の心に、スポーツの楽しさや魅力、感動を届けるため…それが私のMastery for Serviceです。

株式会社サンテレビジョン アナウンス部

村上 昂輝さん

関西学院大学法学部 2017年3月卒業

大学卒業後、香川・岡山エリアの日本テレビ系列、西日本放送に入社。テレビやラジオで情報番組や高校野球実況などを担当。2020年、スポーツ中継や野球中継により携わりたいという思いから、地元兵庫県のサンテレビジョンへ転職。プロ野球、阪神タイガースの試合を、試合開始から終了まで中継する「サンテレビボックス席」の実況、ヒーロー、監督インタビューなどを担当。SVリーグのバレーボールや、高校スポーツの実況も担当。

  • 30代
  • クリエイティブ職
  • マスコミ